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Posted by んだ!ブログ運営事務局 at

2016年06月14日

我やハエはまだまだ日本で



先生は「小さい時から虫が好きで、新種を見つけたいと思っていた。
そこで先生に相談したら、昆虫や蝶などメジャーな虫は日本では研究者が
いっぱいいて、外国のジャングルとかに行かないと新種は見つからない。
も新種が見つかる。ハエは汚いイメージだか、
川にはキレイなピカピカ光ったハエがたくさんいる。だからハエの研究を
しようと思った」「博物館にはいろいろな専門家がいるので、その人たちと
毎日話してると他の虫や魚や鳥や生き物のこともわかるようになる。
博物館ではいろんな展示をするので専門以外のことも詳しくなる。」
「生き物は弱いけど、実はすごい。火山の噴火や洪水で絶滅したと思っても、
岩の下に隠れて生き延びてるものが必ずいる。3年くらいしたら少しずつ
また増えてくる。

1年前の台風でこの川も氾濫して岩や草がかなり流されて川の景色も
変わってしまった。でも、こうやって生き延びている昆虫たちがいる。
それはすごいこと。」などと丁寧に教えて下さいました。

先生は数日前まで九州におられだそうで、九州では鹿が増えて大変
なんだとか。「鹿が増えると山の下草を食べてしまい、山に草がなくなる。
草がなくなると虫が住めなくなり、虫がいないから鳥もいなくなる。
だから山に入っても鳥のさえずりや虫の声もなく、シーンとしていて音がなく、
なんとも不気味な感じがした。鹿が増えるとマダニが増え、人間にも動物にも
移るんです」と話して下さいました。

3時間ほどの川探検は本当に楽しくてためになる環境活動でした。

私は小さい頃、よく父に連れられ川に行ったものです。
虫も魚もそんなに興味ない私は、「川より遊園地連れてって!」と
せがんでいました。中学生や高校生になるとさすがに川には行かなくなり、
でも、川がコンクリート三面張りになると、「あの虫や魚はどうなったんやろう、
生きていけるのかな」と胸がチクチクしたのを覚えています。
今思えば、あれが私の環境意識の芽生えだったのかもしれない。
環境の知識は本やニュースや勉強など、いろんなものから得られるけれど、
生き物や環境を守りたいという根っこの「気持ち」は、川遊びのような体験が
元になるのかもしれません。
そういう「気持ち」を作ることが親の役割、大人の役割かな、と思った1日でした。

家に帰ると、なんか足がヒリヒリ痛い。ジーパンをめくるとそこらじゅう傷たらけ。
石や草で切ったのか…そういえば、岩で足を取られ、何度もこけかけたし…。
息子に「見て見て、傷たらけや」と見せると「年なんやからええかげんにしとき。
気持ちに身体がついていってない証拠や」と冷たく笑われ、川遊びの懐かしさと
ともに老いを感じる1日にもなりました…。  


Posted by fengkuangjiu at 15:41Comments(0)